提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


野菜づくりの基本

苗づくり

2009年8月 4日

大切な苗づくり


●苗づくりは、野菜栽培において重要な作業です。
●野菜栽培では、「苗半作」(※1)というように、苗の良し悪しが植付け後の生育に影響します。
●果菜類(実を取る作物)では、育苗期間中に花のもとができ始める(花芽分化)大切な時期です。

※1 苗半作
苗の出来が、作物の出来の半分以上を決めてしまうこと

良い苗の条件

 

 

<果菜類>
●適当な節位に、充実した花芽ができている。
●花芽が順調に生育し、適当な数が確保されている。

<葉茎菜類>
●花芽ができていない。
●老化、徒長をしていない。

苗づくりの実際

苗づくりでは、寒い時期には育苗機器を、また、暑い時期には遮断・被覆資材を使用するなど、きめこまかに面倒を見ることが大切です。

(1)容器 
●ポリポット、うすいポリエチレン製のセルトレイなど、多種類の資材が市販されています。
●育てる苗の本数によって、選びます。
 ▼詳しくは、「そろえておきたい道具と資材」

(2)用土 
●市販の育苗用培土を使用すると、手間がなく安心です。肥料成分があらかじめ含まれ、病害虫や雑草種子混入の心配がありません。
●自分で調合することもできます。
 ▼詳しくは、「土づくり」

(3)露地用の苗づくり


 
 
●毎日苗をよく観察します。
●真夏に育てるキャベツやブロッコリーなどの苗は、にわか雨や夕立などに当たらないよう、屋根のあるところに移動します。
●野菜には、それぞれ植付け適期があり、あとの生育に影響します。以下の表を参考に、植付けを行いましょう。

 植付け適期の苗令 


(4)低温期の苗づくり
●春植え作物の苗づくりを自分でする場合、寒い時期にタネをまくことになります。
●市販の家庭用育苗機器を利用すると、便利です。

愛菜花(タキイ種苗株式会社)菜友器ドームセット サーモ付き(タキイ種苗株式会社)  
家庭用育苗機器  :愛菜花 /  :菜友器ドームセット サーモ付き (提供 :タキイ種苗(株))

●育苗機器は電気ヒーター式で、コンセントを差し込むと、地温に合わせてスイッチが入ったり切れたりします。
●育苗中は、日中天気が良ければ日光に当てるなど、こまめに面倒をみます。
●土が乾いたら、水をかけます。 

●育苗機器用のポットには、ピートモスを原料にした育苗鉢を使用するとよいでしょう。 
●培土には、市販の育苗培土(たねまき培土が最適)の使用がお勧めです。

ピートモスが原料の育苗鉢(提供 :(株)サカタのタネ)
ピートモスが原料の育苗鉢(提供 :(株)サカタのタネ) 

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