提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


家庭菜園

ニンジン (セリ科)

2009年6月24日

栽培のポイント

コート種子 ●栽培時期に合わせた品種を選定します
●土づくりは、入念に行います
●タネが細かいので、コート種子を使うとまきやすくなります
●発芽には時間がかかります。土が乾燥すると発芽しにくくなるので、時々かん水します

コート種子(右写真) :タネを一定の大きさ、形状に加工したもの(左側が通常の種子)。

品種

向陽二号 向陽二号、陽州五寸、夏蒔鮮紅五寸、ベーター312、ひとみ五寸、菊陽五寸、
恋ごころ、新黒田五寸、黄御所
 

栽培ごよみ

ninjin_sakugata_201412.jpg
 (中間地) 

畑の準備

ニンジンは地下部を収穫するため、なるべく深く土を耕します。

ninjin_junbi.jpg 

タネまき

1条まきの場合は畦幅30cm、2条まきの場合は畦幅40~50cmに、支柱などで15~20cm間隔にすじを作り、1~2cm間隔で1粒ずつタネをまきます。
タネまき後に薄く土をかけ、土が乾いたらかん水します。
マルチ栽培をする場合は、畦を作って、15cm間隔に穴のあいたマルチを被覆し、その穴に4~5粒のタネをまき、土をかけます。





※夏まきニンジンの発芽について
夏まきニンジンは、暑さに弱く、発芽させることが難しいとされています。
とくに近年、猛暑日の増加等によって発芽をしない事例、また、発芽しても枯れてしまう事例が増えています。
そこで、上手に発芽させる方法をいくつか紹介します。

 ①梅雨があけないうちの6月下旬から種をまきます
 ②早めに種をまいたら、鎮圧をやや強めにおこないます(覆土後にその上を歩く等)
 ③鎮圧後には、不織布か敷きわらをして保温します

いずれの方法でも、播種後は十分にかん水し、発芽するまでかん水をつづけます。

間引き

201412ninjin_mabiki.jpg

追肥

1回目と2回目の間引き後に、条間や両肩に有機質肥料(基肥の3分の1程度の量)をばらまき、土と軽く混ぜておきます。土が乾いたら、適宜かん水をします。
3回目の追肥は、生育状況を見て行います。

 

土寄せ

年明けに収穫する場合は、12月中旬に土寄せし、厳寒期に備えます。
地際部分で、ニンジンの肩が土から出ていると緑色になるので、軽く土をかけるようにします。

主な病害虫

●主な害虫
アブラムシ、キアゲハ、ヨトウムシ、センチュウ類
●主な病害
黒斑病、黒葉枯病、斑点病、軟腐病
  

 
黒葉枯病 (提供 :社団法人日本植物防疫協会)

アブラムシキアゲハ 
左から上から アブラムシ / キアゲハ (2枚ともに 提供 :社団法人日本植物防疫協会) 

収穫

収穫の目安は、三寸ニンジンで、播種後約90日、四寸ニンジンで約110日、五寸ニンジンで約120日が適期です。

ミニ情報

◆家庭菜園編 もくじはこちら