家庭菜園編 【ネギ】
2008年08月22日
1 栽培上のポイント
2 作型と品種
3 栽培ごよみ
4 作り方
5 その他
(1)根深ネギ(白ネギ)と葉ネギの品種に分かれます。
(2)酸性の土を嫌うため、石灰質肥料を十分に施します。
(3)有機質に富んだ土づくりが重要です。
(4)リン酸を多く含む土で、よい品質のものがとれます。
(1)根深ネギ(白ネギ)
1)春まき
3月のお彼岸頃にタネをまいて、6月中旬頃に植え付け、12~3月頃収穫します。
品種は、黒柄(千住黒柄、黒昇など)、合黒(千住合黒、金長など)、合柄(石倉、深谷葱西田系など)、晩葱(越谷太、潮止晩ネギなど)、坊主不知の5つの系統があります。
2)秋まき
9月のお彼岸頃にタネをまき、3月末から4月上旬に植え付け、9月頃から収穫します。
品種は、吉蔵、金長、長悦、ホワイトタワー、ホワイトツリーなどがあります。
(2)葉ネギ
春から秋の間に随時タネをまき、草丈が40~50cmになったら収穫します。
葉ネギ専用の品種が出回るようになりましたが、葉色の濃い品種が、味がよいようです。
品種は、夏っこ、冬っこ、九条葱(太・浅黄系)、小夏、小春、剣舞などがあります。
(1)苗の確保
1)根深ネギ
1戸当たりに必要な本数は、10~20本程度です。
育苗箱か発泡スチロールの空き箱に培土を入れ、そこにバラまきにするか、10cm間隔に条まきします。タネが見えなくなる程度に薄く土をかけ、その上を軽くおさえて、細めのジョウロでかん水し、乾燥を防ぐために、濡れ新聞紙をかけておきます。
タネまき後、10日もすると発芽します。本葉1~2枚になったら、2cm間隔に間引きします。
2)葉ネギ
葉ネギの場合は、10~15日間隔で適宜条まきをしておくと、収穫が途切れず楽しめます。
(2)畑の準備
植え付けまたはタネまきの7~10日前に、有機石灰を10㎡当たり3㎏全面にまき、なるべく深く土に混ぜ込みます。
その後完熟堆肥(樹皮堆肥か牛ふん堆肥など)を10㎡当たり30~40kg施し、土とよく混ぜ込みます。
その後、植え付けの4~5日前に、基肥として有機質肥料(例6-6-6、化成肥料か配合肥料で有機を50%以上含むもの)を10㎡当たり200g全面に散布し、土とよく混ぜ込みます。
リン酸の少ない土では、熔成リン肥を10㎡当たり2kg施し、土とよく混ぜ込みます。熔成リン肥はアルカリ性で苦土を含み、かつケイ酸も含んでいるため、土の改良に役立ちます。
(3)根深ネギの植え付け
苗の草丈50cm程度が、植え付け適期です。
春まきは株間5cm前後、秋まきは株間3~4cm程度に植え付けます。
植え溝をつくって軽く土をかける(浅く植える)のがポイントです。土をかけたらその上に堆肥を薄くまいておきます。
(4)追肥と土寄せ
ネギは肥やけを起こしやすいので、肥料を一度にたくさん施すのは禁物です。
例えば、根深ネギは4回ほど追肥をします。
最初は根づいた後、1㎡当たり60gほどを肩の部分にまき、土と軽く混ぜ込み、土寄せ(写真)をします。
その後も1か月ごとに同量を施し、そのつど土寄せをします。土寄せは6~7cm程度で、最後は葉のつけ根まで高く土寄せして軟白をすすめます。
軟白に要する日数は、8月どりで14日程度、11月以降は40日くらいです。収穫時期から逆算して土寄せします。
(5)病害虫防除
病害では、さび病、べと病、黒斑病など、虫害では、特にアブラムシ、アザミウマ、ヨトウムシ、ハモグリバエなどに注意します。
(6)収穫
根深ネギは、軟白したものから、軟白部分の長さ・太さ(20ミリ、しまり)を確認して、順次収穫します。
葉ネギは、タネをまいて、草丈が40~50センチ程度になったものから、順次収穫します。
※ねぎ坊主
品種によって早晩がありますが、冬季の低温と短日で花芽ができ、春になると、ねぎ坊主が出てきます。
花茎を切ることにより、側芽が出て新しい株となりますので、なるべく早目に取るようにしましょう。
(1)ワケギ (夏期に休眠する品種)
8月下旬頃に、種球を15~20cm間隔に植え付けます。年末頃に霜によって地上部が枯れますが、1月に入ると新芽を伸ばしますので、草たけが30cm程度になったら収穫します。このときには30本程度に増えています。
(2)ワケネギ (分けつする品種)
分けつする種類のネギで、春から秋にかけて、株間15~20cm間隔に植え付けし、草たけが50cm程度になったら収穫します。
(3)アサツキ (山野に自生)
山野に自生している種類です。8月中~下旬に植え付けて、2月から4月に収穫します。香りが強く、美味です。
ネギの主な病害虫

※農薬使用に関しては、もよりの農業改良普及センターや農協などにお問い合わせください
(※画像をクリックすると大きく表示されます)





