家庭菜園編 【キュウリ】
2008年04月02日
(1)酸素を好む野菜で、根張りはごく浅い作物です。
(2)日当たりがよく、風通しのよい場所を選びましょう。
(3)土壌病害(つる割れ病など)を回避するため、接ぎ木苗を利用します。
(4)乾燥に弱いので、保水性のある土壌が適します。堆肥(有機物)を多く施すとよいでしょう。
(5)べと病・うどんこ病が発生しやすいので、耐病性品種を使います。
(6)低温に弱いので、早植えしないようにします。
低温・短日で雌花のつきがよくなります。果実のつき方に、主枝型(節なり型)と側枝型(主枝になる場合が3~4割程度)がありますが、側枝も2節連続して果実がつく品種がほとんどです。
支柱を立ててつくる「立ちキュウリ」と支柱を立てない「地這いキュウリ」があります。
立ちキュウリの品種では、強い耐病性の夏すずみ、つや太郎、食味のよい短形四葉のシャキットが、地這いキュウリの品種では、夏太郎などがおすすめです。
苗を購入するときに、品種の特徴をよく確認しましょう。
(1)苗の確保
1戸当たりで必要な本数は、5本前後です。ホームセンターか種苗店、園芸店などで購入します。つる割れ病などの土壌病害のでない接ぎ苗が無難です。
よい苗の条件として、
1)葉と葉の間(節間)が短く、ガッチリしている
2)葉が厚く、つやがあり、葉は濃緑色の苗がよい
3)病気や害虫がついていない
などに注意して選び、晩霜の恐れがなくなったら定植します。
春キュウリは、5月上旬頃に、夏キュウリは5月上旬から6月下旬頃に植え付け、地這いキュウリは、6月下旬から7月中旬頃に直接畑にタネをまきます。
(2)畑の準備
キュウリを長く収穫するための第1歩は、土づくりです。
植え付けの7~10日前に、有機石灰を10㎡当たり2kg全面にまき、なるべく深く土に混ぜ込みます。その後、完熟堆肥( 樹皮堆皮か牛ふん堆肥など )を10㎡当たり40~50kg施し、土とよく混ぜ込みます。
植え付けの4~5日前に、基肥として有機質肥料(例6-6-6、化成肥料か配合肥料で有機を50%以上含むもの)を、10㎡当たり2.5kg全面に散布し、土とよく混ぜ込みます。
(3)定植
本葉で3.5~4枚の若苗を植えます。
定植日の朝には、たっぷりかん水し、定植後は、仮支柱をして株元を固定します。5月中旬頃までは、ときどき風の強い日があるので、防風対策として支柱を4本立て、肥料などの空きポリ袋を利用して囲います。囲うことによって順調に根がつき、スムーズに生育します。
株間は、約50cm程度です。マルチフィルム等で畦を被覆すると、土の乾きを和らげ、根張りをよくし、病害の拡大抑制に効果があります。
(4)支柱立て
定植後2週間後頃に、本支柱を立てます。植え付け本数によって異なりますが、ネットを張る方法がよいでしょう。約2メートル幅のネットを用意し、支柱にくくりつけて張ります。
(5)整枝・摘葉
活着後、晴天の日を選んで、5節目までの側枝(子づる)と雌花を除去します。
6~10節までの子づるは1葉で摘芯(つるの芯を摘みとる)し、子づる1果どりとします。
また、孫づるも1葉で摘芯します。11節以上の子づるは2節で摘芯します。
伸ばした親づると子づるは、ネット上で摘芯します。
摘葉(葉を摘みとる)は、老化した葉や病気にかかった葉を中心に行います。
地這いキュウリは、親づる6~7枚で摘芯し、子づる4本を残して摘み取り、子づる・孫づると、でてくる蔓はすべて3~4節で摘芯します。
(6)かん水
順調な生育には、土の湿りが常に適当で、変化が少ないことが大切です。
特に、よく乾く畑や、夏の乾燥する時期には、朝夕の涼しい時間帯にかん水します。
通路にたっぷり水を流す方法がよいでしょう。土が乾ききらないうちに定期的にかん水するようにします。
(7)追肥
収穫最盛期には、10~15日おきに10㎡当たり化成肥料500g程度を通路に施します。定期的に肥料を施し、草勢を維持させます。多すぎると病気が発生しやすくなるので気を付けましょう。
(8)生理障害
1)曲がり果
摘葉を多したり、なり疲れで発生します。
耕土を深くし、有機物の多い土づくりをします。
2)肩こけ果
石灰の吸収が少ないときに多く発生します。
窒素・りん酸・カリのバランスのとれた施肥をします。
(9)収穫
収穫は、果実が70~120gの時にはさみを使い、花こうをつけて収穫します。夏期の最盛期では開花後12~13日で収穫します。
朝の涼しい時間帯に収穫しましょう。株を疲れさせないために果実を若取りするようにします。
キュウリの主な病害虫

※農薬使用に関しては、もよりの農業改良普及センターや農協などにお問い合わせください
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