提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


水田を利用した野菜栽培における排水対策研修会が開催される(富山県高岡市)

2018年07月04日

 富山県では、主穀作経営体の園芸品目導入による所得の向上を図るため、水田を利用した野菜栽培を県内で振興しているところだが、排水不良による単収や品質の低下などが大きな課題となっている。
 そこで、平成28年度から全国農業システム化研究会事業を活用し、水田作野菜の効率的な排水対策技術などによる安定生産技術の確立を目指した実証調査に取り組んでおり、平成30年度は、水田を利用した、たまねぎやその後作のにんじん、キャベツの機械化一貫体系の確立と周年生産をめざした実証調査が行われている。


 6月22日、富山県高岡市において、排水対策研修会が開催され、県下の普及関係職員、JA、資機材メーカー、農家など、約70名が出席した。


 まず、高岡市農業センターにおいて座学が行われた。
 高岡農林振興センターの西川次長からの挨拶のあと、農林水産部農業技術課広域普及指導センターの宮元普及指導主査が「排水性改善のための土壌診断方法について」をテーマに、野菜作における排水対策の重要性や、圃場やその周辺の状況および土壌診断に基づいた効果的な排水改善対策についての講義を行った。


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左 :高岡農林振興センターの西川次長による開会の挨拶
右 :講義をおこなう宮元普及指導主査


 次に現地研修として、(株)クボタファーム紅農友会の圃場で、土壌診断実技と排水対策機械の実演が行われた。
 圃場では、排水口や排水路の状況、土壌断面調査などから判断する排水方法の選択など、具体的な例をあげながら説明。つづく機械作業では、参加者が見守る中、カットドレーン(穿孔暗渠機)とカットドレーンmini、また、県内では初となるカットソイラー(有材補助暗渠機)の実演が行われた。(みんなの農業広場事務局)


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前日に掘った穴の土壌断面から耕盤の深さ、土壌の状態などを確認

      
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畦の一部を割って排水路を確保


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カットドレーン(左)と カットドレーンmini(右)


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左 :カットソイラーの説明を行う(株)北海コーキの後藤代表取締役
右 :施工跡を確認する参加者。カットソイラーは、圃場面に細断した残渣や追肥を持ち上げた土の下に落とすことにより、補助暗渠を形成する
  benri_movie1.jpg(クリックで動画を再生)