提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


タマネギ収穫機と調整機の実演会を開催(宮城県加美町)

2015年06月29日

 宮城県加美郡加美町のタマネギ生産は、生産者の高齢化により、除草等の管理作業や収穫作業が負担となり、栽培面積が減少している。そこで、担い手の中心に集落営農組合を位置づけるとともに、省力・軽労化技術の導入により、産地拡大を模索しているところだが、今年度からJA加美よつばがタマネギ乾燥施設の稼働を始めたことと、調製機等の導入により、機械化一貫体系が実現しつつある。

 このことから、大崎農業改良普及センターでは、全国農業システム化研究会の実証調査として、昨年度につづいてタマネギ栽培の機械化一貫体系導入の検証をおこなう。


 タマネギ栽培は年度をまたいだ作型となるため、前年から引き続き、4~5月に機械除草、6月下旬に収穫作業を行うこととしている。供試品種はネオアース。
 調査内容は、以下の通り。
①黒マルチと機械除草の作業効率とその防除効果
②黒マルチと機械除草の生育・収量・品質の比較
③収穫機・調製機導入による省力・軽労化調査


 6月17日には、小野田上区城内集落営農組合圃場で収穫機の実演会および小野田野菜集出荷場で調製機の実演会をおこなった。当日は宮城県普及関係組織、JA、生産者、メーカー関係者、報道機関等、約40名の参加者が集まった。


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 :実証圃場
 :挨拶をおこなう 宮城県北部地域振興事務所農業振興部 兼 大崎農業改良普及センター 遠藤実技術次長


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収穫作業(タマネギ収穫機 ボニータ OH-3MSR)


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 :タマネギピッカーKOP-1000 /  :搬出作業


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 :調製機の実演 /  :茎葉と根の部分をカット。精度は9割強


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 :サイズごとに分けられる /  :作業を見守る参加者 


 乾燥時のロス率軽減を目的に導入された乾燥施設は、JA加美よつばの自己資金により整備されたもので、最大で約120tの搬入が可能。今年度は試験的な稼働となる。


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乾燥施設を視察


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 現在管内のタマネギの栽培面積は約6haだが、来年度は集落営農がさらに3組織増え、約12haとなる予定。今年度、機械化一貫体系を確立することで、さらなる面積の拡大と所得の向上を期待したい。(みんなの農業広場事務局)