提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


キャベツの省力・低コスト化を目指した機械実演検討会が開催される(群馬県嬬恋村)

2010年06月21日

 吾妻農業事務所普及指導課では、キャベツの省力・低コスト栽培のための、畦内局所施肥作業機(耕耘・施肥・畦立て同時作業)とセル成型苗全自動移植機による作業体系の確立を目指し、全国農業システム化研究会の現地実証調査事業に取り組んでいる。


  
 :一部雪の残る浅間山 /  :嬬恋村のキャベツ畑 


 日本一の夏秋キャベツ生産量を誇る嬬恋村のキャベツ栽培は、以前から地床苗による育苗、三兼ライムソワーによる畦内局所施肥、半自動移植機による定植が体系化されており、大きな成果を上げてきた。近年は、規模拡大に対応するため、また、雇用労力の有効活用を図るためにセル育苗を導入する農家が増え始め、セル成型苗を前提とした作業体系の構築が必要になっている。


  
 :三兼ライムソワー /  :半自動移植機


 このため、現地実証ほでは、(1)車速連動対応局所施肥機による耕耘・施肥・畦立て同時作業、(2)パワクロ型全自動移植機によるセル成型苗移植作業を実施し、作業時間、作業精度、収量・品質等について調査を行う。

 平成22年6月9日に、機械作業の実演会が開催され、関係者を集めて検討を行った。


(1)車速連動対応局所施肥機
●条間45cmの嬬恋仕様で試作した作業機は、耕耘・畦立てと同時に、車速連動による正確な施肥が行える


  
 :試作した作業機 /  :耕耘・局所施肥・畦立て同時作業


●傾斜地でも問題なく作業ができるか、240kgの重りを積んでの実演も行った


傾斜地作業


(2)全自動移植
●パワクロ型全自動移植機により精度の高い移植作業が効率よく行える

  
 :全自動移植機 パワクロベジータ/  :全自動移植機による移植作業


 嬬恋村では、セル育苗の普及とともに、今までは見かけなかった育苗ハウスが建設されるようになり、村の景色が変わりつつあるという。新しい作業体系の確立と普及に向け、日本一のキャベツ産地の挑戦が続く。(みんなの農業広場事務局)