提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


天敵等利用技術研修会を開催(岩手県一関市)

2009年10月08日

9月30日(水)に岩手県一関市において、「天敵等利用技術研修会」が開催された。
岩手県では、産学官連携経営革新技術普及強化促進事業や、園芸産地づくり実証事業により、総合的病害虫管理(IPM)の実証調査を実施している。当日は、生産者や関係機関担当者等、約70名が参加し、実証調査取組状況の報告や最新技術の紹介、実証圃場視察が行われた。


一関総合支局千厩行政センターで行われた室内研修会では、以下の内容の発表があった。


1.スワルスキーカブリダニを利用したピーマン・ナスでの害虫防除実証経過について
スワルスキーカブリダニによるアザミウマ類、コナジラミ類の防除効果を中心に、一関農業改良普及センターでの取組内容が報告された。

2.天敵や物理的防除資材等を利用した夏秋どりイチゴIPM実証経過について
ミヤコカブリダニによるハダニ防除、UVカットフィルムによるアザミウマ類の防除等、西和賀普及サブセンターでの取組内容が報告された。

3.天敵等と共存できる化学農薬の使い方や最新の技術情報について
天敵放飼前に使用できる薬剤、天敵放飼後に使用できない薬剤等、天敵と共存可能な化学農薬についての情報提供や、最新技術を踏まえたキュウリ、ナス、ピーマンにおけるIPMプログラム等について、アリスタライフサイエンス株式会社から説明があった。


室内研修会の様子
室内研修会の様子


室内研修会の後、実証事業を実施している藤沢町のハウスピーマン圃場の視察を行った。
ハウス内にはスワルスキーカブリダニがしっかりと定着しており、アザミウマ類による果実被害がほとんど見られなかったことを実際に確認することができた。担当農家からの、「天敵が働いてくれるから安心」、天敵放飼をはじめたら「もうやめられない!」という声が印象に残った。(みんなの農業広場事務局)


ハウスピーマン圃場視察の様子  ハウスピーマン圃場視察の様子
ハウスピーマン圃場視察の様子

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