提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


キャベツ栽培の省力・低コスト化技術を現地で検討(茨城県古河市)

2009年08月26日

 去る8月19日(水)、キャベツの省力・低コスト栽培のために、「三畦局所施肥機」を使った「畦立て+施肥+農薬施用」の現地試験が、茨城県古河市久能の圃場で行われた。平成21年度全国農業システム化研究会の実証調査の課題のひとつ、「化学肥料低減を主とした野菜の低コスト・効率的生産技術」を検討するもので、生産者、関係者(古河市、板東地域農業改良普及センター、JAむつみ等)、メーカー関係者等約50名が参加し、新しい技術に注目があつまった。


  


  


 古河市は、茨城県内で有数の露地野菜産地。キャベツの栽培面積は780haにおよび、重要な生産品目のひとつである。省力・低コスト栽培が求められる中、「畦立て局所施肥技術」によって、キャベツ栽培での「機械の利用と普及」「品質や収量の比較検討(対慣行栽培)」をするものだ。


  

 試験区では、シンプル3畦成形機、施肥機、農薬散布用ホッパが取りつけられた34馬力のトラクタで、1)農薬を落とし、ロータリで撹拌しながら耕うん、2)施肥パイプでうね内に施肥、3)成形機でうねを成形、を一度に行った。

 うね全体でなく、うね内の局所(根が肥料を吸収しやすい位置)に施肥するので、慣行(全面全層施肥)に比べて元肥は3割の削減、また、農薬(土壌処理殺菌剤)は5割の削減となる。
 参加者は作業を見守り、作られた畦をくずして、局所施肥の様子を確認していた。


  


  


 今後は、減肥による収量、品質への影響についての調査、検討をおこない、労働時間、コスト等の調査とも合わせて、秋には報告が行われることになっている。(みんなの農業広場事務局)