提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


「土地利用型作物の機械化輪作体系を考える 現地フォーラム」(長野県松本市)

2007年11月13日

 担い手の経営支援という視点から、全国農業システム化研究会では、水田の高度利用や転作作物の安定生産をはかる新技術についての検討をおこなっている。


 11月2日、長野県松本市で「土地利用型作物の機械化輪作体系を考える 現地フォーラム」が開かれた。

 午前中、長野県松本市寿地区小赤の圃場で、100人近い農業者、JA、普及関係者等が見守る中、「耕うん同時畝立て播種」技術による小麦(ユメアサヒ)の播種作業の実演がおこなわれた。


作業の説明をする細川寿氏  パワクロによる同時畝立て播種作業


 この「耕うん同時畝立て播種技術」は、(独)農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター(北陸研究センター)が開発した、水はけが悪く、排水不良の、重粘土の転換圃場に向く技術である。今年からは長野県の「普及技術」にもなっている。


 調査を担当している特定農業法人小赤営農では、地区内農地のほとんどを賃借や作業受託で集約、水稲+麦+大豆のブロックローテーションをおこなっている。豆、小麦栽培に取り組むが、粘土質土壌のため排水不良となりやすい点をいかに改善するかが課題となっていたが、「耕うん同時畝立て播種」技術の導入により、収量および品質の向上につながった。

 
 播種作業に続き、排水のための溝切り作業の実演と、コンバイン(クボタ普通型コンバイン エアロスターGP ARH380)の紹介がおこなわれた。


溝堀機による作業の実演  溝と溝堀機に見入る参加者たち

クボタ普通型コンバイン

    

 その後、「耕うん同時畝立て播種」技術により、6月に大豆の播種作業がおこなわれた実証圃場を視察した。

 
 午後からは、JA松本ハイランド・グリンパル大会議室において、同地区内で取り組まれている実証調査の成果報告と、「耕耘同時畦立て播種」「鉄コーティング直播栽培」の両技術について、開発者による講演がおこなわれた。(みんなの農業広場事務局)


講演会場の様子  発表者

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