提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


飼料用イネ湛水直播2回刈りによる省力、低コスト、多収栽培の取り組み現地検討会(愛媛県鬼北町)

2007年08月16日

 全国農業システム化研究会に係わる「飼料用イネ湛水直播2回刈りによる省力、低コスト、多収栽培の取り組みの現地検討会」が、8月7日、愛媛県鬼北町延川地区で開催された。


 鬼北町は、宇和島市から車で約30分に位置する、高知県との県境にある中山間地域である。

 家畜用のエサとする飼料用イネ栽培に取り組むには、何よりも省力、低コスト化が課題となる。

 実証調査は、労力と経費節減を考慮し、直播(催芽籾の動力散粉機による湛水直播・湛水条播機の使用)で実施。また、2回刈り多収栽培の適正品種(夢あおば、モーれつ、スプライス、タポルリ、中国飼189号、タチアオバの6品種)の検討も合わせて行っている。


   


 このほかに、施肥省力を目的とするため、レンゲ跡地に元肥無しで栽培する調査を実施。また、低コスト栽培の視点から鶏糞を500kg/10a施用して、栽培を検討する地区も設けるなど、盛りだくさんの内容で実施している。


 今回は、「中央農業総合研究センター」(茨城県つくば市)で研究開発中の「飼料イネ用細断型ホールクロップ収穫機」を使用しての収穫実演が行われた。


   


 この機械は、稲を刈りながら細断し、ロール状に成形(ホールクロップ)してから排出するという優れた機械である。担当者によると、研究センター内の試験圃場を離れ、現場における初のお披露目ということで、参加者からの注目を集めた。


 昨今の飼料価格高騰を背景に、国産飼料作物の需要が畜産農家から高まることが予想される。こうした実証調査を通じ、作業技術と経済性を検証していくことは、今後ますます重要になってくるであろう。(みんなの農業広場事務局)

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