提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


田植え同時処理技術の実証展示会(埼玉県美里町)

2007年07月18日

 全国農業システム化研究会の田植え同時作業に関する実証展示会が、埼玉県本庄農林振興センター管内の埼玉県美里町で6月29日(金)に行われた。

 田植え作業の実演には、地元の生産者など40名以上が集まり、熱い視線で作業を見守った。


   


 この地域は、稲麦二毛作地帯であり、麦の収穫後に田植えをするため、ほかの地域よりも遅い田植え作業となる。よって、効率的な作業が求められているのである。

 高温で雑草生育の早いこの時期になると、田植え作業を優先させてしまいがちで、除草剤散布の適期を逸してしまう場面が見られていた。


 そこで、今回の実証試験では、水稲栽培の「省力」「低コスト」「環境対策」という観点から、田植え作業をしながら、同時に除草剤と殺虫・殺菌剤を散布する方法による省力化、および除草剤による効果的な防除をねらいとしている。


 実証調査機である高速田植機(田植えの速度1.8m/sec)の後部に、薬剤の散布機「こまきちゃん」を取り付け、田植えをしながら除草剤を均一に散布。また、殺虫・殺菌剤は散布機「箱まきちゃん」により、規定量を正確に散布していった。


   


 一度に農薬散布が済んでしまうので、大幅な省力化につながる作業技術であると言える。また、機械散布なので、手散布と異なり撒きすぎもなく、農薬の節約にもなることもメリットのひとつとして挙げられるであろう。

 「箱まきちゃん」を利用した殺虫・殺菌剤の散布は、農道脇などの地面に広げて育苗箱に散布するわけではないので、苗箱外への撒きこぼれがない。したがって、環境にも優しく、ポジティブリスト対策にも有効な散布技術と言えよう。 (みんなの農業広場事務局)

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