提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


「大豆の耕耘同時畦立て播種技術」検討会(長野県松本市)

2007年07月13日

 6月27日に長野県松本市寿地区小赤において、大豆播種を耕うん同時畝立て播種技術で行う検討会が開催された。

 大豆は、土壌によって耕うん・播種方法を選べば湿害を回避し、良好な成績になることがわかっている。

 今回の実証調査では、(独)農業・食品産業技術総合研究機構中央農業総合研究センター(北陸研究センター)で開発された「耕うん同時畝立て播種技術」という方法を用いる。これは、重粘土の転換畑で、水はけが悪く、排水不良の圃場に向いている技術である。

 この播種方法について、特徴を簡単に記しておきたい。


パワクロに装着した「耕耘同時畦立て播種機」   パワクロに装着した「耕耘同時畦立て播種機」


 表層の土は細かく、下層の土は粗く仕上がるアップカットロータリを用い、このロータリの爪を畝の中心に向けて配列し、耕うんと同時に高さ10~20cm、幅190cmの平高畝を作っていく。この畝に、播種機で播種を行っていく。

 この方法は、粘土質土壌が多い北陸地方を中心にかなり効果を上げており、長野県でも今年から、県の普及技術となっている。


 今年一番という炎天下、朝9時から午後3時まで、6枚の圃場に播種作業を行った。


実演作業   実演作業を見守る参加者


 実証区は「220cm幅、条間40~45cm」と「170cm幅の密植播種」の2区を設け、8kg/10aの播種量で実施していった。ちなみにいずれも品種は「ナカセンナリ」である。

 慣行区は、ロータリシーダで240cm幅、条間40cmで播種を行った。


 今後、実証調査を担当する松本農業改良普及センターにより、出芽や成熟期、収量調査が行われ、試験結果の成績とりまとめがなされる予定である。(みんなの農業広場事務局)