提供:(一社)全国農業改良普及支援協会 ・(株)クボタ


セミクローラ型トラクタによる耕盤形成機能を実証(長野県池田町)

2007年04月24日

 セミクローラ型トラクタによる耕盤形成機能を確かめる実証調査が長野県の池田町で始まった。


 近年普及しつつあるセミクローラ型トラクタは、従来のホイール型トラクタに比べて、牽引力や安定性、土や草を踏み固めない接地圧の低さなどから生産者からの評価は高いものがある。

 特にホイール型トラクタでは困難であった作業を可能とし、水田の耕盤形成機能については、高い評価を受けている。しかし、その形成条件や効果が科学的に明らかになっておらず、今回、全国農業システム化研究会事業において、2カ年をかけて実証していくことになった。


 水田の耕盤機能形成に係わる実証は、長野県と新潟県で実施されるが、トップを切って去る4月17日に長野県北安曇郡池田町で実証作業が行われた。当日は、長野県農業技術課の担当専門技術員、地元の北安曇農業改良普及センターの普及指導員、農業機械メーカー担当者、地元生産者など約20名が実証作業を見守った。


 作業は、湿田ではないが粘土含量が多めの隣り合った供試ほ場30a × 2枚をそれぞれ実証区(セミクローラ型 使用機種はクボタのパワクロ75馬力)と慣行区(同じ馬力のホイール型)に分けて作業を行った。測定方法は、ほ場を横切るように基準杭を立て、深さ調査用の糸を水平に張る。そして、ほ場の側端から1メートル毎に耕盤の深さを測定し、耕耘作業後に再び測定をし直す方法によってデータをとった。


 今後、荒代かき、植代かきを同様にトラクタで作業し、5月中旬の田植え作業において、田植機の部位位置の振れや作業能率など詳細に調査を実施する予定にしている。(みんなの農業広場事務局)